なぜビットコインなどの仮想通貨が注目されているのか?

「仮想通貨」最近テレビのニュースでも良く聞きますよね。ITの仕事をしていると「ブロックチェーン」など、「仮想通貨」を支える基本の技術として、話題性が高まっています。そこで約1日かけて「ビットコイン」の事を調べて、その技術的な凄さとビットコインとしての価値を実感することが出来たので、今日はなぜビットコインなどの「仮想通貨」が注目されているのかを述べたいと思います。

1.技術的な面白さ

このページを読んでいる人は既にビットコインなどの「仮想通貨」について何たるものかは調べていますでしょうか?もっと詳しいページがあるので、ここでは詳細は割愛しますが、ビットコインはサトシ・ナカモトを名乗る人物の論文にもとづいて実装されました。論文は長くないので、一度読んでみる事をおすすめしますし、解説してくれているサイトもあります。
基本的にブロックチェーンと呼ばれる技術を利用しているのですが、技術的に凄いと思うのが通貨としての信頼性を特定の機関や組織ではなく、インターネット上のビットコインを扱うノードで、特定のルールで順次計算することで信頼性を担保していることだと思います。こんなことで、信頼性が担保出来るか?と思う方も多いと思いますが、万が一改ざんするような人がいたとしても、計算量の多い(長い枝と呼ばれる)方が優先されるので、改ざんしたい人は、全世界のビットコインの処理能力の50%を超えないと、その修正が正しいことになりません。改ざんする目的としては通常お金としてのビットコインを手に入れることだと思いますが、改ざんの意志のある人が50%以上のCPU使用率を手に入れて大規模に改ざんした場合、その通貨としての信頼性も落ちること、もしくは、価値としてなくなる可能性があります。そういった面を考えるとITを使った通貨の「エコシステム」として素晴らしい出来なのではないかと思うわけです。

2.存在としての面白さ

前述の通りよく出来た「エコシステム」であると思うのですが、その通貨の存在としての価値はかなり面白いと思っています。

2.1.特定の機関が発行していない

通常通貨というものは、国なりが通貨としての価値を保証することで、その通貨と物を交換出来るようになります。ところがビットコインは何処の国も組織も価値を保証していません。前述したような技術的な仕組みによって成り立っている通貨なのです。最近は国の財政破綻は幻ではなく、ギリシャ等では実際に発生し、ビットコインが買われるといった騒ぎもありました。つまりビットコインは国が破綻しても、ビットコインを支える技術と、取引するためのインターネットがあれば、継続される通貨なのです。

2.2.銀行が不要

最近は給与が銀行口座に振り込まれることが普通となりました。ATMから引き出す時に時間外だと「手数料」が取られるわけですが、この手数料に皆様納得感あるでしょうか?もちろん銀行はATMを設置したり、物理的なお金がなくなれば補充したりなど、様々な手間がかかるので、手数料による収入は必要だと思うのですが、昔の窓口の慣習を引きずったような、時間帯によって手数料がかかるのは、どうも利用者としては納得感がありません。もっとも普及している現金以外の支払いの手段としては、クレジットカードが相当すると思います。これはVISAやマスターカード等、中央で管理し、信頼性を提供することでお金をやり取りすることが出来ます。しかしながら利用者は手数料がかからない場合が多いのですが、お店はクレジットカードを使用されると、5%などの手数料を取られます。ビットコインは前述の通りインターネット上での取引が前提の通貨であり、送金の手数料は大体0.0005BTC 1BTC=300,000のレートだと、額によらず150円です。この送金手数料は何処に行くかと言うと、演算処理に参加したマイナーと呼ばれる人たちの手元に入ります。つまり実際の決済処理の演算率に応じた手数料が対価として入るのです。自分の処理性能をビットコインの演算に差し出すことで、誰でも銀行のように手数料を得ることが出来ます。まさにエコシステムではないでしょうか?

2.3.様々な形のウォレット

ビットコインはウォレットと呼ばれるお財布にお金を入れます。これは秘密鍵と公開鍵の秘密鍵のようなもので、特別な審査も必要なく誰でもお財布はすぐに持つことができます。例えばPCのアプリケーションや、スマホのアプリを入れれば直ぐにお財布になります。また、紙に印刷したり、ハードウェアウォレットと呼ばれるUSBのドライブに入れてしまっておくことも可能です。ネットワークから切れてしまっていても、そのウォレットにお金が入っているという記録は、ブロックチェーンの中に永続的に記録されており、ビットコインの仕組みが崩れない限り、そのデータはビットコインとして残ります。

3.通貨としての危うさ

通貨であれば、最終的に物やサービスに交換できなければなりません。万が一前述の仕組みに問題があり、崩れるような事があれば、紙くずどころか、円やドルを換金した「データ」はただのビット列になるのです。
そんな中、ビットコインの仕組みに問題が出てきました。1秒間に処理できる送金件数が追いつかないという問題で、スケーラビリティ問題と言われています。この問題を解決するために幾つもの案が出てきており、強制的に執行されるような案もあります。ソフトフォークと言われる互換性のある、仕様変更の場合、一番長いブロックチェーンが基本となるのですが、万が一2つがほぼ同じ長さのチェーンとなった場合や、ハードフォークと呼ばれる互換性の無い仕様変更の場合、通貨が2つになる可能性があります。※実際に過去Ethereumという仮想通貨は過去に割れて、EthereumとEthereum Classicという2種類の通貨に分かれました。ビットコインもまだ出始めて数年でまだ仕組みとして未熟な部分もあるかもしれません。ビットコインは自分の大事な資産をためておくというより、万が一損失しても大丈夫なお金で運用するほうが良いかもしれません。

自分としては、このITの技術で世界で共通の通貨を作るという壮大な試みに賛同したいのと、銀行やカード会社などに依存しない世界もあるという期待を込めて、ビットコインを購入してみたいと思います。

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